相棒の土井章先生(倉敷芸術科学大学教授=前学長)に誘われたのがきっかけで、かねてから亡き妻(松山出身)の遺影を持って巡礼たいと思っていた四国88カ所巡りを1年半がかり、2005年5月の連休でフィナーレを迎えました。そしてはまりました。毎年、相棒の先生らと出かけて、いま3回目を回っています。今年(09年)でまた結願し、来年から4回目にチャレンジするつもりです。
 信仰心はそれほど深くはないし、宗派も違うのですが、この旅にのめりこんだのは何も考えずに手を合わせ無我の境地に浸ることで、心の癒しが持てるのだと自分なりに悟りました。
 心に残る遍路旅でした。最近の連休で特に目立つのは"若い"人が懸命に手を合わせ「般若心経」を唱えていることでした。一体何を祈っているのか聞いてみたいと思います。
 引っ込み思案の私を最後まで励まし、お連れ下さった相棒の先生に心からのお礼を申し上げます。テレビドラマの『相棒』ではありませんが、よき仲間を持つというのもすばらしいことです。いま全国各地で神社巡りが盛んです。私も04年、この先生らと西国33カ所観音巡りも完結、翌年は秩父33カ所を巡拝しました。

★西国・秩父33ヵ所、めぐりも達成


 相棒の先生ら3人で2004年の春、青岸渡寺(和歌山)から華厳寺(岐阜県谷汲)まで1週間がかりで回りました。こちらは四国のお大師さん(弘法大師)とは違って、すべて観音さんなので、また心魅かれるものがありました。私がもっともひきつけられるのは滋賀県高月町・渡岸寺の十一面観音です。井上靖の小説『星と祭』を読んでお参りすると心がワクワクしてきます。
 小学生らしき子どもを連れた親子連れと言葉をかわしました。私も小さい頃、祖母に連れられ、よくお寺参りしました。「門前の小僧、習わぬ経を読む」のことわざ通りいまでも、お経の一節を覚えています。
 いま家族の絆があやしくなっています。こんなふれあい体験も大切なのではないでしょうか。





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